2010-01-01から1年間の記事一覧

「ジーの思い出し笑い」ご愛読ありがとう。

この絵は、昨年、10月2日に発売された『パソコンの「パ」の字から ネット遊び』という本の表紙のために描いたものです。その本の中に「ブログの作り方」があり、朝日新聞出版の編集部員・よねだ先生が、ぼくに教えてくれました。そのとき、実際にブログネット…

ゴールドカード

全国の何都市かに女性専用車があるのは、車内でセクハラが起きるからだろうが、おおよそ95パーセントの男性は、品位を保ち、理性を持ち、指一本触れず、ただただ美しさだけを鑑賞、無事に今日、ここまでこられたのである。 その行いは尊い。そういう男性に…

役に立った

混んでいるうえに、ぼくの座った場所が悪かった。植え木の陰、何度手を挙げても、忙しく行き交う給仕さんの目に入らない。死角の位置だった。 この絵の携帯電話を見ると、アンテナがついているから、携帯が流行り始めたころであろう。 104でその店の電話番号…

キッザニア

子どもたちにいろんな職業を体験させる「キッザ二ア」(東京・豊洲)がある。できた当時、「これは素晴らしいぞ! 日本の将来が明るい」と褒めしきり、2人の孫(男子)を連れて行った。 おとなは職場に入れなく、遠くから見ているだけだ。観光バスのお姉さ…

どこかおかしい

タクシーに乗り込むなり、「六本木。10分で行ける?」と聞いたら、運転手さんが、「8分45秒で着きます」と答えた。 ユーモアのある人とわかったので、 「それ、順風の場合?」と、お返しした。順風とは、追い風のことである。 すると、運転手さんが「これ…

お母さんロボット

今やロボット・ブームだ。ペット系や介助型などが商品化され、家の中をグルグル回る「掃除機ロボット」もある。 私も時々ロボット漫画を描いた。自分の代わりに会社に行く「出勤ロボット」だ。そのあとには、従順でセクシーな「メイド・ロボット」がいて、食…

照れ屋民族

外国で若い女性にハグされたことが何度かある。外国住まいの長い人は、なれているだろうが、ぼくのような日本人は、ポーとなり、両手はブラーンと下がったきりになる。 気をとりなおし、背中に手を回してみるが、どの辺に手を当ててよいのかわからない。両手…

身につまされる

川柳のように笑いを入れた短歌(五 七 五 七 七)がある。 「老楽笑歌」(おいらくしょうか)と呼び、主宰者は林あや子さん。 何年か前のことだが、保健同人社がその「笑い歌」に「川柳」と「俳句」を加えて全国公募をし、『みんなで作った老楽笑歌』を出版…

ホールドアップ眼科

ずいぶん昔のことだが、右の目が少し赤くなり涙が出るので、駅近くの評判のよい目医者さんに行った。でも待合室は、あまりきれいな感じではなかった。 受付にいた中年女性の看護師さんに保険証を出すと「そのへんを触わらないでください」と、いきなり言われ…

沈黙車

人間は勝手なもので、ひとり静かに本を読みたい時もあるし、友だちと大いにしゃべりたい時もある。 上の絵は新幹線の中で女性がしゃべっている絵だが、男性の場合は、これに酒が加わり、さらに声高になる。これは迷惑なことだから、「おしゃべり車」と「沈黙…

にわか手話

ある市民ホールで”高齢者の会”があった。 まず、司会役のお役人さんが、マイクの前に立つ。そばに手話通訳の人がつく。聴衆にひとことあいさつをすると、くるっと聴衆に尻を向け、ステージの奥に腰かけていた、議員サンだか、何だか、エラソウな人に深ぶかと…

ケニアのカマド

”日本人の栄養学”『食べ物さん、ありがとう』先生=川島四郎 生徒=サトウサンペイという古いけれど、わりによい本がある。(保健同人社刊・朝日文庫刊) 川島先生は農学博士で、日本栄養学の泰斗といってよい素晴らしい方だったが、そのお弟子さんで、助手…

ディズニースマイル

「プーさんのハニーポット」というのが、東京ディズニーランドにある。ぼくもそのポットに乗って「絵本の国」を見て回った。 乗客はほとんどが若い女の子だ。場面が変わり、人形が現れるたびに「カッワイーッ! カッワイーッ!」を大声で連発する。 所々にい…

エコ時代のテレビ

自然の風景や、外国の街並みや、オリンピックなどは、鮮明な大画面で見たい。だが、くだらない番組は見たくはない。 「チェッ!」と舌打ちしたら、画面の4分の1になり、「チェッ! チェッ!」と2回舌打ちしたら、8分の1か、10分の1になる。もちろん…

体操ソフト

ぼくが初めて出した『パソコンの「パ」の字から』という本は、12年ぐらい前の、ウインドウズ95と98に対応するものであった。 そのとき、ぼくにパソコンを教えてくれたのが、朝日出版の編集者で、須田先生と、あさい先生。 しばらくすると、「体操ソフト」…

美しいデザイン

日の丸の旗は白地が多いので、ついそこに「必勝!」とか「がんばれ!」などと文字を書きたくなるのはよくわかる。 昔は、戦場におもむく出征兵士に、白地の上に大勢の人たちが、毛筆で署名して持って行かせたものだ。生きて帰ってくるんだぞ、という祈りのこ…

登頂に挑戦

東京駅で電車を降り、ホームから長い下りのエスカレーターに乗った。とたん、今乗ってきた電車の網棚に旅行カバンを置き忘れてきたことに気がついた。 振りかえると、エスカレーターを降りてくる客はいない。プラットホームまでは、3、4段… 「よしっ!」頂…

ナイフミラー

披露宴などのテーブルで、花婿花嫁が背中側になって、見えないときがある。 出入口から見れば、テーブルの奥だから上席といえないこともないが、やはり正面に見える席が一等席だろう。顔を横に向ければ見えるのが二等席、首を後ろにひん曲げ、イスをガタつか…

地震速報

地震の初期の振動波をとらえ、大揺れがくる前に速報を伝えるモニターが、鉄道や病院や企業の一部に導入されている。近く家庭にもとりつけられるようになるという。 モニターがあり、そこからサイレンが鳴り、「震度数」や「テーブルの下にもぐる絵」などが表…

カーリングと掃除機

トリノ五輪で女子カーリング・ファンが急増した。ぼくもあの四人娘に魅せられた一人だが、石盤のそばをゴシゴシこする姿を見て、ある光景を思い出した。 昔は、どこの家にも畳の間があり、よくゴロンと寝転んだものだ。すると、奥さんがそばで掃除機をかけ始…

想像力が不足

電話をかけながら歩くのは、だれにでもできるが、携帯を打ちながら歩くのはかんたんではない。聞いてみたら、あの、黄色い帯状の道の上を、足裏の感覚を頼りに歩いているのだそうだ。 ぼくはアイデアに対して非常に感心するクセがあり、カシコイと一瞬おもっ…

海洋療法

[:w500] だいぶ前だが、志摩のホテルに二泊して、タラソテラピーを受けた。 まず女医との面談があり、いろいろなプログラムが組まれ、セラピストが指導して行なう。 体に海水を噴射したり、海藻のパックをしたり、海水に浮かんだりして、筋肉やストレスを…

めでたい鳥

丹頂鶴は、鳥類のなかで最も夫婦仲がよく、一生同じ相手と連れ添っているそうだ。 「鶴は千年、亀は万年」というように、鶴は長寿でもある。 長寿で仲がよいのだから、結婚式のシンボルには、持ってこいの鳥である。ただ、人生が「単調ヅル」だよねえ…。 反…

将軍さまのおせち

何年か前、東京駅でよく「日本紀行味めぐり」という駅弁を買った。このごろ売っているかどうか、確かめてはいないが…。 弁当の裏ぶたには、日本地図と献立表と産地が印刷されている。 たとえば、「帆立貝の照り焼き」は北海道。「米沢牛の有馬山椒焼き」は山…