身につまされる


 川柳のように笑いを入れた短歌(五 七 五 七 七)がある。
「老楽笑歌」(おいらくしょうか)と呼び、主宰者は林あや子さん。

 何年か前のことだが、保健同人社がその「笑い歌」に「川柳」と「俳句」を加えて全国公募をし、『みんなで作った老楽笑歌』を出版した。
 その公募作品を選ぶとき、著者の林あや子さんのほかに、東海林さだおさん、砂川しげひささん、ぼくなど、3人の漫画家も選考委員に招かれた。
 ”笑歌”にもすぐれた作品があったが、ぼくは千葉県の元新地 和さん作の川柳を見て、身につまされた。

     寿命より貯金が先に逝っちまい


(月刊誌「笑顔」に描いてきた「日本慢景」の連載は、今月、3月号で終わらせていただきます。ジーの思い出し笑いのほうには、もう少し載せさせていただきます)