アッという間に9月10日。また、むかしのマンガ。

 
 平凡パンチは、大橋歩さんの素晴らしい表紙で創刊されました。東京オリンピックが開かれた1964年のことです。発行部数もやがて100万部を超えました。大橋さんが表紙をやめられたあと、すぐではなかったと思いますが、1983年から1年間、ぼくが頼まれたのです。


 すっかり忘れていましたが、スクラップブックを見ておどろきました。こんな下品ななマンガが表紙になったとは! でもまあ男性誌ですからね。

 クオーツに振り子をつけたのは、銀座の和光にもありました。でも、こういうデザインを考えたのは世界でぼくだけ。いいじゃないですか、男の週刊誌なんだから。


ピンク・コクピット。1年間の連載で一番好きなのがこれ。こういうアイデアは、世界のマンガ家で、まだだれも考えついていないだろうと思うとき、品の悪さは別にして、とてもうれしいのであります。
 これで間違えずに操縦ができたら世界一のパイロットですね。